2006年3月31日発行! 日本冷凍空調学会翻訳
湿 度 制 御 設 計 ガ イ ド |
監修:藤田 稔彦(東京海洋大学教授) <A4版> 393 P 定価 12,000 円 会員価格 10,000円 送料 590円 |
本書はASHRAEから出版された湿度調整に焦点をあてた書籍を日本語に翻訳したもので、 基礎・湿度の影響・ システム設計・機器と制御・設備・設計資料の全6編計32章で構成されています。 一般空調における湿度制御に関連した技術テーマを網羅しており、基本的には技術者向けの実用書として作成 されていますが、それだけではなく 学生や保安管理者、建築士など幅広い層のお役に立つようにとの編集方針 で数多の資料に豊富なイラストを添え、わかりやすく解説しています。 一般的に空調設備は温度制御が中心となり、湿度調整を行っていない現状がありますが、 その結果、多くのビルで湿度制御が適切でない為に起こるさまざまな課題が存在しています。 本書では、現在採用されている温度偏重の制御の欠点を具体的に指摘し、範囲を超えた湿度による多様な悪影響 を解説した上で、 それらの悪影響軽減のために「湿度緩和」(Humidity moderation)の考え方の採用が有効であること を示し、その考え方に立ったシステムを提言しています。 その他 本書には人間の快適度、腐食、静電気、かび、微生物、害虫等に対する湿度の影響の解説や、 13の用途別建物の湿度制御についての具体的なデータが多く記載されています。 設計の実務的資料としては、過去数十年間分の統計処理した世界主要1500都市(日本内は35都市)の気象デー タが掲載されています。 |
< 主 要 目 次 >
第1章 目的、前提および用語 |
第2章 湿度制御の基礎知識 |
第3章 湿度制御と空気線図 |
第4章 人間の快適感と湿度 |
第5章 腐食と相対湿度 |
第6章 静電気放電と相対湿度 |
第7章 かびとべと病菌 |
第8章 ダニと昆虫 |
第9章 細菌とウィルス |
第10章 設計手順 |
第11章 除湿負荷計算 |
第12章 加湿負荷計算 |
第13章 除湿装置 |
第14章 加湿器 |
第15章 負荷軽減装置 |
第16章 建物内圧力の管理 |
第17章 湿度センサと制御 |
第18章 学校 |
第19章 オフィスビル |
第20章 小売店舗ビル |
第21章 ホテル |
第22章 レストラン |
第23章 博物館、図書館および記録保管所 |
第24章 病院 |
第25章 老人養護施設 |
第26章 寄宿舎 |
第27章 室内スイミングプール |
第28章 アイスアリーナ |
第29章 乾燥空気による保管 |
第30章 実験室 |
第31章 設計用気象データ |
第32章 参考資料 |