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トップランナー方式 
 
学会誌「冷凍」に掲載された記事を集めました。
当時の記事をそのまま掲載していますので古い内容や、当会の専門分野とは無関係な内容もあります。
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  地球温暖化の原因である温室効果ガスは、人の日常活動や事業活動で使用されるエネルギーから排出される。1997 年京都会議(COP3)において、先進各国の温室効果ガスの削減目標が定められた。そのため、エネルギーの効率的な 使用とムダをなくすことを徹底するため省エネ法が改正された(1999年4月1日施行)。
この中で「機械器具に係わる措置」で省エネ基準が、トップランナー方式にて決定された。
 トップランナー方式とは、省エネ基準を策定する際に現在商品化されている全メーカの製品のうち、省エネ性能が 最も優れている性能以上の水準に目標値を定める方式である。

   例 エアコンディショナー 

  ◎エアコンの省エネ基準
適用範囲冷房能力28kW以下のエアコン(水冷式・スポットエアコンは除く)
目標年度ルームエアコン → 2004冷凍年度から
パッケージエアコン→ 2007冷凍年度から
目標COP
(冷暖COPの平均)
  ~2.5kW~3.2kW~4.0kW~7.1kW~28.0kW
1:直吹き形/セパレート形/壁掛形5.274.903.653.173.10
2:直吹き形/その他3.963.963.203.123.05
3:ダクト接続形
3.02
3.023.02
4:マルチタイプ
4.12
3.233.07
基準値抜粋:(冷暖兼用のみ)

加重調和平均エネルギー消費効率の算出方法について
各エアコンディショナーの製造事業者等の加重調和平均エネルギー消費効率は、次式により算出するものとする。
 
 
加重調和平均エネルギー消費効率
=Σ当該区分の国内向け出荷台数/Σ
当該区分の国内向け出荷台数/当該区分のエネルギー消費効率

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