自然冷媒冷凍空調システム技術委員会
2023-2024年度 メンバー:
- 委員長:粥川洋平(産業技術総合研究所)
- 研究幹事:宮岡洋一(早稲田大学)
- 企業幹事:青山 淳(荏原冷熱システム㈱)
- 委員:橋本克巳(電力中央研究所)
- 委員:井上順広(東京海洋大学)
- 委員:齋藤 潔(早稲田大学)
- 委員:宮良明男(佐賀大学)
- 委員:東條健司(早稲田大学)
- 委員:清水 努(日本冷凍空調工業会)
- 委員:赤坂 亮(九州産業大学)
- 委員:神戸雅範(㈱前川製作所)
- 委員:桑原 修(パナソニック㈱)
- 委員:渕上英紀(㈱前川製作所)
- 委員:藤居達郎(ジョンソンコントロールズビルディングエフィシェンージャパン)
- 委員:外川純也(日本熱源システム㈱)
- 委員:木村康治(㈱日阪製作所)
- 委員:古庄和宏(ダイキン工業㈱)
- 委員:橋場圭吾(三菱重工サーマルシステムズ㈱)
- 委員:金岡義樹(㈱大阪冷研)
- 委員:永松信一郎(日本美的㈱日本研究所)
- 委員:松本知也(出光興産㈱)
活動目的:自然冷媒システム調査研究プロジェクト
- 近年,国内外で自然冷媒を用いた冷熱システムやヒートポンプは,冷凍空調分野において,地球温暖化防止対策の役割を果たすべく様々な用途で広がりを見せている.特に,「フロン排出抑制法」が平成27年4月から施行されたことや,平成28年10月にキガリ(ルワンダ)で開催された「モントリオール議定書第28回締約国会合(MOP28)」でHFCが対象物質に追加され,段階的な消費削減を実施することが採択されたことにより,自然冷媒システムを普及することの重要性が脚光を浴びている.自然冷媒に関しては,その物性および圧縮機や熱交換器などの機器に関しての研究や評価はなされてきたが,全体システムとして捉えて総合的見地から検討や評価を行う機会は限定的であった.本調査研究プロジェクトにおいては,5種類の自然冷媒,即ち,アンモニア,水,二酸化炭素,炭化水素,空気を検討対象として,各温度帯でのシステム提案を学界ならびに企業から行い,各冷媒を用いた冷凍サイクルの基本と性能を評価し,今後の自然冷媒システムの高効率化と普及に向けた情報発信を実施する.さらにそれらに関して討議し,自然冷媒システムの具体的な普及に向けた方向性などを検討する.
キーワード
自然冷媒(Natural refrigerant), アンモニア(Ammonia), 水(Water), 二酸化炭素(CO2),炭化水素(Hydrocarbon),空気(Air),冷凍サイクル(Refrigeration cycle)
活動内容
- 自然冷媒技術の見学・講演開催
- 自然冷媒の導入件数の調査
- 自然冷媒の安全性対策の提言
- 自然冷媒システムの最適な保守の提案
- 自然冷媒の法的対応と整備の提言
- コスト要因などについて総合的な検討評価と各種の課題を抽出
- カーボンニュートラルの実現に向けた自然冷媒転換ロードマップの作成
連絡先
- 粥川洋平(委員長) E-mail:kayukawa-y[アットマーク]aist.go.jp