冷凍空調技術委員会 > 固液相変化蓄熱技術委員会
主なメンバー:
- 委員長:松本 浩二 (中央大学)
- 幹事 :熊野 寛之 (青山学院大学)
- 委員 :浅岡 龍徳 (信州大学)
- 寺岡 和喜 (金沢大学)
- 渡辺 学 (東京海洋大学)
- 委員名簿(50音順)
- 委員会での議論を経て,順次参加委員を増やす予定.
活動目的:
- 蓄熱技術は,例えば,工場などの産業現場での排熱,温熱や冷熱を蓄熱材に蓄えることで,
それらの熱の利用を時間的・空間的にシフトできるという優れたメリットがある.
潜熱蓄熱材としての氷・氷スラリーに関しては従来の冷房空調から,その大きな特徴である 高い安全性と大きな冷熱量を活用できる分野,特に例えば食品/薬品や生体冷却への応用などが考えられる, そして,従来の氷・氷スラリーが担ってきた冷房空調分野は,氷より潜熱利用の温度域がより適している TBABやパラフィン系蓄熱材等の普及が期待される.また,工場排熱の大半を占める200℃以下で相変化する蓄熱材として エリスリトールとマニトール等の多価アルコールの糖アルコール類に関する研究も盛んに行われるようになっている.
しかし,それらの実用化においては課題も多く,それらを克服するためには,上記蓄熱材を含む物質の固液相変化特性を 科学的・工学的に解明することが不可欠となる.
本技術員会では,固液相変化を伴う蓄熱材の利点を会員および空調技術者・設計担当者に情報を提供していくことを 目的として,以下のテーマを設定する.
(1)固液相変化を利用する蓄熱材の特性の総括
(2)固液相変化を利用する蓄熱材の適用事例の収集
(3)固液相変化を利用する蓄熱材の優位性が最大限生かせる適応方法の具体的提案.
活動内容:
- 年4回の委員会開催予定
連絡先:
- 中央大学理工学部 精密機械工学科
松本 浩二
E-mail matsumoto@mech.chuo-u.ac.jp