(公社)日本冷凍空調学会による日本工業規格(JIS)の調査、見直しについて
  • 本学会が審議(定期見直しや改正)するJISは下表の計11規格です。(平成29年4月現在)
  • 定期的(通常5年毎)に内容をチェックします。(経済産業省もしくは日本規格協会から調査依頼)
  • 当該規格の改正が必要な場合(規格内容の変更が必要な場合は当然改正要)、関連メーカ等に確認の上、都度当該JIS規格改正委員会を立ち上げて内容を審議し、改正手続きをとります。
    (制定、改正等の委員会の委員は、生産者、使用者、中立者で構成)
           
JIS番号  名  称   規格概要
(1)JIS B8240 -1986 冷凍用圧力容器の構造沸点が-150℃以上の液化ガスを冷媒とし,設計圧力が20MPa以下の冷凍装置に用いる圧力容器及びその附属装置について規定。
(2)JIS B8600 -2001 冷媒用圧縮機の定格温度条件冷媒用圧縮機の冷凍能力,冷媒循環量,入力などの性能を求める試験における定格温度条件について規定。
(3)JIS B8601 -2001 冷凍用図記号冷凍装置に関する計画図・設計図・系統図・計装図などの図面に,機器,配管,計装及びそれらの附属品を簡略化された方法で図示する場合の共通,かつ,基本的な図記号について規定。
(4)JIS B8602 -2002 冷媒用管フランジ冷凍装置及びヒートポンプ装置に用いる,配管用及び止め弁用の管フランジについて規定。
(5)JIS B8603 -1989 冷凍用開放形往復圧縮機の空気による性能試験及び検査方法冷凍装置に用いる開放形往復圧縮機の性能検査を,空気を用いて行う場合の方法について規定。
(6)JIS B8605 -2002 冷媒用止め弁冷媒用止め弁について規定。
(7)JIS B8606 -1998 冷媒用圧縮機の試験方法冷媒用の単段の容積形圧縮機の冷凍能力,入力,全断熱効率及び成績係数を,冷媒を用いて求めるための試験方法について規定。圧縮機の製造業者の工場又は要求される正確さの試験を行うために必要な機器が利用できる場所で行う試験に適用。
(8)JIS B8608 -1994 冷凍装置-性能試験通則 定常状態の下で運転されている蒸気圧縮式の冷凍装置について,総合冷凍能力,正味冷凍能力及び有効冷凍能力,並びに消費電力を求めるための試験方法の一般事項について規定。
(9)JIS B8607 -2008 冷凍用フレア及びろう付け管継ぎ手銅及び銅合金に対して腐食性のない冷媒を用いた,冷凍装置の銅管の接続に使用するフレア管継手(管端部のフレア加工を含む。),銅合金ろう付けソケット管継手及びろう付け管継手について規定。
(10)JIS B8619 -1999 冷媒用温度自動膨張弁-性能試験方法冷凍・空調装置において,蒸発温度10~-40℃で使用し,蒸発温度5℃における公称容量40kWを超えない容量の冷媒用温度自動膨張弁の性能試験方法について規定。
(11)JIS B8623 -2002 コンデンシングユニットの試験方法単段の容積形圧縮機と水冷式又は空冷式(リモート式を含む。)凝縮器並びに受液器などの附属機器からなる冷媒用のコンデンシングユニットに対して適用し,それの冷凍能力及び入力を冷媒を用いて求めるための試験方法について規定。

JIS規格票は (一財)日本規格協会のホームページから購入いただけます。
お問合せ先: (一財)日本規格協会 出版事業グループ 東京都港区三田3-13-12三田MTビル 電話(03)4231-8550 / FAX(03)4231-8665 


または、 日本工業標準調査会のサイトで閲覧できます。(ダウンロードや印刷は不可) あるいは、国会図書館で全文を複写できます。