水配管の設計・施工(2)
水配管の設計・施工(2)


[例題24]

図のような冷水配管系において、次の条件を用いて算出した(a)及び(b)
の数値として、最も適当なもののみの組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。

条件

 
1.ファンコイルユニットの水側抵抗20kPa
2.配管の単位摩擦損失300Pa/m
3.配管の局部抵抗を含む相当長さ
①~④間150m
⑤~⑧間250m
⑨~①間200m
4.冷水ポンプの揚程25m
5.ポンプの揚程は、余裕を見込まない。

但し、1mAq=10kPaとする。
(a)冷凍機の冷水抵抗(kPa
(b)ファンコイルユニットの使用圧力(⑧点の運転時の圧力)(kPa

 (a)(b)
(イ) 50 500
(ロ) 50 580
(ハ) 60 500
(ニ) 60 550
(ホ) 60 570

[例題 24] 解答


[例題25]

配管材料に関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なものの
みの組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。

(a)空調用設備に使用されるリン脱酸銅継ぎ目無し管には、肉厚の厚いも
     のから順に、Mタイプ、Lタイプ、Kタイプがある。
(b)鋼管継手として用いられるメカニカル継手は、鋼管と鋼管をゴム輪など
     とハウジングなどで締め付けて接続するものである。
(c)硬質塩化ビニルライニング鋼管の最高使用温度は、耐熱性のものでは
     60℃以下とされている。
(d)玉形弁は仕切弁に比べて圧力損失は大きいが、流量調整用には適している。
(e)ステンレス鋼管には、一般配管用ステンレス鋼管と配管用ステンレス
     鋼管とがあり、空調設備用としては管の肉厚の薄い一般配管用ステンレス鋼管が
     使用されている。

(イ)(a)と(c)
(ロ)(a)と(d)
(ハ)(b)と(d)
(ニ)(b)と(e)
(ホ)(c)と(e)

[例題 25] 解答


[例題26]

配管材料に関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も適当なものの
みの組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。

(a)配管用炭素鋼鋼管(SGP)は、空調設備用として最も多く使用される
   管材で、その肉厚により白管と黒管に区分される。
(b)圧力配管用炭素鋼鋼管(STPG)は、配管用炭素鋼鋼管(SGP)よりも
   高い圧力で使用される管で、スケジュール管とも呼ばれている。
(c)リン脱酸銅継ぎ目無し管には、肉厚の厚いものから順に、Kタイプ、
   Lタイプ、Mタイプがあり、一般にKタイプが空調設備用として冷媒配管など
   に用いられている。
(d)一般配管用ステンレス鋼管(SUS)は配管用炭素鋼鋼管(SGP)に比べ、
   管の厚さが厚くて重いが、耐食性に優れている。
(e)ライニング鋼管は、配管用炭素鋼鋼管(SGP)等を原管として、その
   内面あるいは外面をプラスチックで被覆した管で、被覆材の種類など
   により区分される。

(イ)(a)と(c)
(ロ)(a)と(d)
(ハ)(b)と(d)
(ニ)(b)と(e)
(ホ)(c)と(e)

[例題 26] 解答