**************************************************************************> [例題4]
ダクトに関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみの組合
せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)等摩擦損失法(等圧法)で給気ダクトを設計した場合、各吹出し口において
風量が設計どおりに出ないことがある。このため吹出し口ごとに風量調整
装置を設けることが望ましい。
(b)ダクト内を空気が流れる場合の摩擦損失は、ダクト内風速が同じであれば空
気の温度が高くなるほど大きくなる。
(c)ガラス繊維製のダクトは、断熱性、吸音性はあるが、物理的強度、空気漏れ、騒
音透過等に対して注意を要する。
(d)送風量4000m3/h、風速5m/sの直管ダクトの単位長さ当りの摩擦損失が1
Pa/mであった場合、同じダクトで送風量を1000 m3/h としたとき、その単
位長さ当りの摩擦損失は0.25 Pa/m となる。
(e)ダクト内を空気が流れる場合、ベルヌーイの定理が成り立つが、超高層ビル
の立てダクトのような特殊な場合を除いては、位置エネルギーの項は考慮
しない。
(イ) (a)と(c)
(ロ) (a)と(d)
(ハ) (b)と(d)
(ニ) (b)と(e)
(ホ) (c)と(e)
*************************************************************************> [例題5]
ダクト系に関する次の記述のうち、最も不適当なものは(イ)~(ホ)のうちど
れか。
(イ)スプリットダンパは、ダクト分岐部の風量を調整するダンパである。
(ロ)ガイドベーンは、風道の曲がりや分岐部の圧力損失を減少させるための
案内羽根のことである
(ハ)一般に、ダクト内風速15m/s以下、かつ。常用圧力(静圧)500Pa以下
は低圧ダクト、これを超えるものは高圧ダクトと分類されている。
(ニ)等速法とは、全てのダクト1mあたりの摩擦損失に同じ値を用いてダク
ト寸法を決定する方法である。
(ホ)ダクト内の圧力は、ピトー管等によって測定することができる。全圧と
静圧を測定すれば、その差が動圧となり、この動圧から風速を求めるこ
とができる。
解答 例題5
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[例題6]
ダクト系に関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみの
組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)一般に空調では、ダクト寸法は等摩擦損失法で決定し、ダクトの圧力損
失は、全圧規準で算出する。
(b)亜鉛鉄板ダクトとコンクリートダクトでは、材料の絶対粗さは異なるが、
その影響は小さいので、同一風量であれば、単位長さ当りの摩擦損失は、
等しいと考えても良い。
(c)ダクト内の局部圧力損失を求める方法には、局部圧力損失係数を用いる
方法と、局部圧力損失の相当長を用いる方法とがある。
(d)対向翼ダンパは、平行翼ダンパよりも風量の制御性がよく、オンーオフ
の動作も速い。
(e)円形ダクトと風量が同じで、単位長さ当りの摩擦損失も同じ長方形ダク
トの断面積は、円形ダクトの断面積よりも小さい。
(イ) (a)と(c)
(ロ) (a)と(d)
(ハ) (b)と(d)
(ニ) (b)と(e)
(ホ) (c)と(e)
解答 例題6
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[例題7]
ダクト系に関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみの
組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)スパイラルダクトは、はぜ部が補強となるため耐圧性があり、高圧ダク
トに適している。
(b)ステンレス鋼板製ダクトは、高湿度の部屋の排気ダクトや耐腐食性を要
するダクトに適している。
(c)等摩擦法(等圧法)で給気ダクトを設計した場合は、各吹出し口の風量
調整装置は、不要となる。
(d)送風機の吐出し口に風量調節ダンパを取付ける場合は、平行翼ダンパに
比べて偏流が生じにくい対抗翼ダンパを使用するのが望ましい。
(e)ダクト内を空気が流れる場合の摩擦損失は、ダクト内風速が同じであれ
ば、空気の温度が高くなるほど大きくなる。
(イ) (a)と(c)
(ロ) (a)と(d)
(ハ) (b)と(d)
(ニ) (b)と(e)
(ホ) (c)と(e)
解答 例題7
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[例題8]
ダクトに関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみの
組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)長方形ダクトのサイズは、強度・圧力損失及び加工性の面から、アスペ
クト比を6:1以下に抑えることが望ましい。
(b)ダクト系の空気抵抗には、直感部の摩擦損失によるもの、局部の形状変
化によるもの及び機器・器具抵抗がある。
(c)一般空調において、ダクトサイズの決定方法としては、等速法と全圧法
が主に使用される。
(d)ダンパハ、一般に羽根の向きにより平行翼と対抗翼に分けられ、平行翼
より対抗翼の方が風量制御に適している。
(e)空気調和機では、送風機の静圧能力の表示を機外静圧で明記する場合が
多いが、送風機の選定においては、機内抵抗を加えた全静圧分の能力が
必要となる。
(イ) (a)と(c)
(ロ) (a)と(d)
(ハ) (b)と(d)
(ニ) (b)と(e)
(ホ) (c)と(e)
解答 例題8
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[例題9]
ダクト工事に関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみ
の組合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)ダクトは、内部圧力により低圧ダクトと高圧ダクトに分類され、そのダク
トに用いられる板圧は、ダクトの周長により規定している。
(b)各ダクトを接続する方法としては、従来はアングルフランジ工法で接合し
ていたが、最近は、共板工法・スライドオンフランジ工法が多く採用され
るようになってきた。
(c)送風機の吐出し部は風速が速いため、吐出し部直後のダクトは、直管部分
をできるだけ長くとるか、ガイドベーンを取付けるなどして、空気がスム
ーズに流れるようにする。
(d)スパイラルダクトは、帯状の鉄板を螺旋状に甲はぜで機械巻したもので、
強度はあるが気密性が低い。
(e)送風機とダクトを接続するには、振動の伝播防止のための撓み継手を適当
なたるみを設けて取付ける。
(イ) (a)と(c)
(ロ) (a)と(d)
(ハ) (b)と(d)
(ニ) (b)と(e)
(ホ) (c)と(e)
解答 例題9
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[例題10]
ダクトに関する次の(a)~(e)の記述のうち、最も不適当なもののみの組
合せは(イ)~(ホ)のうちどれか。
(a)外壁面などの外気取入口は、高さや方向に注意し、排気口との近接によ
るショートサーキットを起こさないように設置する。
(b)一般空調において、ダクトサイズの決定方法としては、等速法と全圧法
が主に使用される。
(c)局部抵抗の圧力損失は、これと等しい圧力損失を持つ同材質・同径の直
管ダクトの長さで置き換えることが出来、このときの長さを局部抵抗の
相当長さと呼ぶ。
(d)ダンパは、一般に羽根の向きにより平行翼と対向翼に分けられ、対向翼
より平行翼の方が風量制御に適している。
(e)空気調和機では、送風機の静圧能力の表示を機外静圧で明記する場合が
多いが、送風機の選定においては、機内抵抗を加えた全静圧分の能力が
必要となる。
(イ)(a)(c)
(ロ)(a)(d)
(ハ)(b)(d)
(ニ)(b)(e)
(ホ)(c)(e)
解答 例題10
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