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ピークシフトとピークカット
                             


  夏期の突出した冷房用電力に対し電力の平準化を行うためには、氷蓄熱の普及が重要となる。氷蓄熱は年々パッケー ジエアコン方式、セントラル方式共増えている。どちらの方式も昼間の消費電力を抑える氷蓄熱利用の方法としてピーク シフトとピークカットがある。
 
(1)ピークシフト
 昼間の負荷に対し、パッケージエアコンまたはセントラル方式で冷房を行うのに、夜間氷を蓄熱槽に蓄えその氷の 熱を昼間の空調運転に使うことにより昼間の使用電力量を夜間に移行し、より少なくすることができる。
 この方式をピークシフト方式と言う。図1のように夜間蓄熱分を昼間利用するため、夜間蓄熱しない場合より昼間の 消費電力は少なくなる。また夜間蓄熱した熱を昼間の負荷に対し利用するため、パッケージエアコンまたはセントラル 方式の機器容量を夏期最大負荷に合わせずに、より小さい容量の設備で空調が可能となる。

   図1(a) パッケージエアコン(冷媒過冷却)方式冷       図1(b)セントラル方式例

 
  (2)ピークカット
 ピークシフトが夜間の氷蓄熱を利用し昼間の商品電力合計を減少させるのに対し、ピークカットは夜間蓄熱した熱を 利用し昼間の午後1~4時までに圧縮機を停止しても冷房を可能にする方式で、電子消費量が突出する午後の下記時間帯の 消費電力を大幅に削減でき、電力負荷の平準化に大いに有効となる。時間と消費電力の関係を図2に示す。
          図2 ピークカット方式例

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